今はハウス栽培などで1年中豊富な種類の野菜・果物が手に入ります。
しかし、一番味が良く、栄養価も高い上に、価格が安いのは今が旬の野菜・果物たち。
きのこ類や芋類を中心とした秋野菜は、夏の間に奪われた体力を回復し、冬に向けてエネルギーを蓄える効果があります。旬の野菜・果物をかしこく食べましょう!
本日は9月が旬の野菜をご紹介します。
薩摩芋(さつま芋)
さつま芋には食物繊維、ビタミンB1、C、E、カリウムの栄養が含まれており、特にビタミンCが豊富で、でんぷんに守られているため加熱による損失が少なくて済むのでスープにするには最適です!しかも色素に含まれるアントシアニンには強い抗酸化作用があります。健康やアンチエイジング(若返り)においても重要なものです!更に食物繊維(セルロース)で便秘解消!
生椎茸(生しいたけ)
淡の野菜。キノコ類特有の成分であるレンチナン(β-グルカン)は、抗腫瘍作用があり、がんの発生・進行を抑える作用や、風邪などへの抵抗力アップの効果もあります。またキノコ類特有の成分であるエリタデニンには、コレステロールを下げる作用があるので高血圧・高脂血症・肥満の予防効果があります。
里芋(さといも)
芋の野菜。ぬめりの成分ムチンが胃の粘膜を保護して、胃炎や胃潰瘍の症状を和らげる効果があります。ぬめりの成分ガラクタンには、脳細胞を活性化する効果があり、呆けを防きます。カリウムも豊富です。カリウムには酵素を活性化させる働きがあり、筋肉のエネルギー代謝や神経伝達、筋肉の収縮を補助する作用があると言われています。その効果としてカリウムは腸内の筋肉を促進することで便秘が改善されたり、腎臓における老廃物の排出を促したり、むくみをとる働きがあります。又ストレスを改善する作用もあり、ダイエット効果もあると言われています。カリウムが不足すると高血圧や無気力になったり夏バテ、不整脈や心不全をおこしやすくなるので、夏場疲れた方は是非体に取り入れたいものです。